22日 7月 2017

突発性難聴　〜ビタミン剤について〜

ビタミンは、人間の代謝作用を助ける重要な栄養素です。

ビタミンの摂取が不足すると欠乏症や諸症状がでます。

ほとんどのビタミンは体内で合成されないといわれ、

食べ物で摂取しなければなりません。

ビタミンBには疲労回復、ビタミンCやビタミンEには優れた

抗酸化作用があり、不足すると老化やがんの原因になる、突発性難聴の原因ともなっており

ます

活性酸素を中和する作用があります。

人間が健康を、そして生命を維持するうえで

必須の栄養素であるビタミンではあるのですが、

注意しなければならないのが「摂取する量」です。

本来は、必要な摂取量は日常の食生活で

満たすことができるのですが、ビタミン剤などの

サプリメントを販売している企業は、食品からの摂取

では不十分であると言っています。

人間の人体で食物が酸素と化合することにより生成されるのが

活性酸素です。活性酸素は、遺伝子や細胞内膜、また、血管内膜

などを傷つけることもあります。ですから、活性酸素の発生により、

老化の促進や、ガンの発病が促されることもあるのです。

しかし、人体では、この活性酸素を中和する目的で、抗酸化物質

が生成されます。これは、野菜類や果物などに多く含まれている

ものですので、菜食中心の食生活は、抗がん性が高いといわれて

いる所以でもあります。しかし、活性酸素は、一方的にヤサグレ者、

というわけでもなく、体内の細菌やウイルス、また、新たに生成され

たガン細胞をやっつける作用もあるのですね。ですから、ビタミン剤

などを過剰摂取すると、体内の抗酸化物質の濃度が高くなり、

過剰に活性酸素を減らすことになるため、免疫系がアンバランスに

なったりしてしまい、結果、ガンや心疾患を引き起こしやすくなってしまう

こともあるのです。

何事も体にいいからと言ってやりすぎるのは良くないということですね！！

また、ドリンク剤のときにもお話しいたしましたが、ビタミン類も、

サプリで取ると“自然派”チックな感じがいたしますが、

そうでない、合成ビタミンが使用されているものも多くあります。

ですから、アメリカなどでも報告によると、サプリメントの取りすぎで

腎障害や肝障害、そして甲状腺などの内分泌障害を起こす事例も

多々出ております