最後に、突発性難聴になって、様々な治療を受けたにもかかわらず
あまり改善が見られない方はどのようにしたらよいのか、というお話です。
まずは、『焦らない』ことなのです。これは突発性難聴の方に限った話では
ないのですが、突発性難聴の方は、やはり、聴力を失っている分、日常
生活が困難になるケースが多いので、余計、焦りが出てきます。
ましてや、外観からは「全く」といっていいほど、カラダの異常を感知
することはありません。ですから、余計に焦りが出てきます。
目、鼻、口、耳、舌といった、五感の代表器官がやられるということは、
それだけでも普通の病気の倍以上、不安感、恐怖感が増す、といっても
過言ではないのです。
ですから、周りの人たちに、まずは知ってもらう必要があります。
周りに正しく認識してもらうだけでも、かなりの“焦り感”というもの
は緩和されるのです。とくに、客商売や、営業など、人とのかかわりが
仕事の全て、といっても過言ではない方々は、その周囲の方々に理解して
頂く必要があります。「そんなこと、言いづらい・・・」と思わずに、
逆に相手は知らないことで、アナタを傷つけてしまうこともありうるのです。
その方が、その方にとっては不幸せではないでしょうか?
ですから、焦りに対しては、まず、自分も如り、そして、周りの他人様に
自分の状況、病状、何が出来て、何がダメなのか、ということを
しっかり伝えておくことです。かといって、「伝えたのに、全然解かってない」
と、イラついたり、怒ったりしてはいけません。あくまでも、
自他ともにフェアであれ、ということです。知ってもらうことで、
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